タロットカードは意味を覚えないといけないから難しい。
そんな風に思ったりしていませんか?
意味が分からなくて挫折した!!
そんな経験のある方必見。
今回は非常にタロットカードに興味を示しているうちの娘(小1)に参加してもらい、一緒にタロットカードのイメージを掴んでいきたいなと思います。
大人では発見できないような、面白い発想を聞くことができましたよ。
今日は大アルカナ22枚中、愚者から法王までをまとめていきます。
・タロットの読み方が難しくて挫折しそう
・もっと簡単に読む方法が知りたい!
・タロット初心者の方
タロットの世界観とイメージ
0愚者
娘「なんか服ボロボロ。空見て山登ってる。お花持ってるね。落ちそうになってる。」
これ、かなり良いとこついてると思います。
●服がボロボロに見える=見た目なんて気にしない。
●空見てる=これからに期待しかしていない。
●お花持ってる=どこかで摘んできたのかわかりませんが、花を持って歩く楽しみというか、余裕があるんですね。
娘も学校帰りお花摘んで帰ってきますが、たぶんそんな感覚。
●落ちそうになってる=危険に気付かない。
隣のわんこが、一生懸命教えてくれているのに、愚者は全く気付きません。
危機感0です。でもそんなところが愚者のいいところなのです。
愚者の意味→自由。奔放。無鉄砲。危機も難なくすり抜ける。その日暮らし。
そんな意味合いがありますが、絵と照らし合わせるとどうですか?
けっこうしっくりきませんか?
こんな感じで、タロットは覚えるのではなく、感じた印象と意味をすり合わせていくのが一番良いです。
正位置逆位置の定義はありますが、それをあえて取らないのも読みやすくするポイントです。
1魔術師
娘「服が新しい!コインもカップも剣も棒も全部持ってる!バラ咲いてる。」
●服が新しい=服に着目するのは良いことですね(笑)
魔術師たるものボロボロの服では貫禄でませんからね。
●コインもカップも剣も棒も全部持ってる=すべてのスートが揃っているということ。
全てを兼ね備えているということ。
そして一言に手品と言っても、陰では相当な下準備と努力が必要です。
このカードが出る人は、そんな努力家な一面を持っている人だったりします。
●バラが咲いてる=バラの花は情熱とか美貌を表します。
努力して努力して咲かせた花だといえるでしょう。
魔術師には才色兼備、社交上手、努力して手に入れるとか、独立するとかそんな意味があります。
2女教皇
娘「怒ってる。下にお月さまある。冷たそう。」
●怒ってる=子どもは素直ですね(笑)
確かに女教皇の表情は硬く、怒っているようにも見えるのでしょう。
手にしている書物からわかるように、高い位に立っても尚学び続けるという厳しくストイックな姿勢。
冷静に自分を見つめるということからきている表情なのでしょう。
●下にあるお月さま=月は気持ちの移り変わりを表します。
人の気持ちの変わりやすさ、移ろいゆくものであるという象徴なのでしょう。
●冷たそう=これはカード全体のイメージだそうです。
青い色は冷静さを表していて、周りとの交わりを避けているようにも思えます。
女教皇には冷静さ、洞察力、直観力、今を見つめる厳しい目、まだ開花していないことなどの意味があります。
3女帝
娘「お金持ちそう。笑ってる。優しそう。」
●お金持ちそう=その通りですね(笑)
女帝ですから、地位もお金も全てのものを手に入れています。
豊かさの象徴です。
●笑ってる=すべてが揃っている状態からくる余裕すら感じます。
●優しそう=女帝はお母さんでもあります。
自然と優しそうな雰囲気が伝わったのかもしれません。
女帝には豊かな実り、心の余裕、包容力、許容の広さ、また実際に結婚や妊娠を表すこともあります。
4皇帝
娘「強そう。なんか堅そうなの履いてる。怖くはない。」
●強そう=やはり権力の象徴であることを意味しているため、ごつく描かれるのは必然のようです。
●堅そうなの履いてる=皇帝たるもの、あらゆるものから国民を守らねばなりませんからね。
強さと決意の表れなのでしょう。
●怖くはない=父性というか、父親の強さの中ににじみ出るあたたかさのようなものが見えるからでしょうね。
皇帝は父親を表すこともありますし、出来る上司や結婚相手なんかを表すこともあります。
また気持ちが強く、願望を達成していく人というイメージもあります。
5法王
「なんか偉そう。前にいる人達より大きいね。」
●なんか偉そう=思わず笑ってしまいましたよ。
子どもからはそんな風に見えているんだなーと。確かに民より位は上なので、偉そうというイメージは合っていると思います。
●前にいる人達より大きいね=これも的確だと思いました。法王は民に正しいことを教え、導いてくれる存在です。その大きさを、目に見える形で絵に表したのだと思います。
法王は寛大で慈悲深い人、包容力があり広い視野で物事を見ることができる人物として描かれています。
相談者を傍においた方が良い時も出てくるカードです。
まとめ
今回は愚者から法王までをまとめてみました。
子どものような発想こそ、タロットのイメージを掴むためには必要かもしれません。
大人になるとどうしても固定観念が出来てきたり、自由な発想が難しくなってしまいます。
タロットをうまくリーディングするには、頭を柔らかくして、目に映る絵の印象とその周りの景色まで想像出来たら占めたものです。
どうしても意味が分からない!という方は一度本を閉じて、カードとの対話を楽しんでみるのもおすすめです^^